[『室内』の52年 - 山本夏彦が残したもの -(INAXギャラリー大阪)


私の中ではこの雑誌になにか思い入れがあったというわけではないけれど、
山本夏彦氏が作り上げたものを知りたかったので。
創刊当時から同時代にどんな雑誌があったのか、私にはよく分からない。
でも時系列で並べられている表紙を眺めていくと、
ある時期までは強い信念が伝わっていたんだと想像させられる。
それと比較して廃刊前のものを見ると、他のインテリア雑誌に埋もれてしまいそうな印象を受ける。
でもそれも仕方のないことで、また違うところで違うひとがいいものを作り出せばいいことなんだ。



上の写真の展示では、リデザインされた椅子の変遷が説明されていた。
「リデザイン」の定義についての解説があるのを読んで思わずメモ。
ジオ・ポンティの《スーパーレッジェーラ》にも原型なるものが存在すると知る。