「エコール・ド・パリ展」(兵庫県立美術館)

http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/index.html

三宮から移動して兵庫県立美術館へ。

入り口あたりの蔦が紅葉していた。
安藤忠雄さんが鳴尾の公民館で、
兵庫県美の蔦も甲子園球場のようになるといいと話されていたけど、
その甲子園の蔦は少しずつ伐採中。


お腹が空いていたので館内のカフェでサンドイッチを食べる。
今回の展覧会のためのメニューがいくつかあって、このラテもそのひとつ。

こういう演出はなんだか嬉しくなってしまう。


展覧会の方は、ちょうどオルセーで観た作品のあとの時期にあたるので、
流れがわかりやすかった。
書くまでもないけれどエコール・ド・パリとは20世紀前半にパリで活躍した外国人画家らを指す。
今回展示されている中で目玉となっているのはモディリアーニで、
あらためてその人物表現の優美さにうっとりとさせられる。
よくよく見たら端のあたりの塗り方とかすごく雑なんだけど、
あのなんともいえない頭から背中へと続くラインで打ち消されてしまう感じ。
他に好きだなあと思ったのはアーキペンコの彫刻。
石の四角張った原型を活かし、その中に折り畳まれたようなポーズの人間を配置する。
そこに哀しみやあたたかみまでもが埋め込まれている。


館内のちらしで知ったのだけれど、来年ロダン展が行われるそうで、
石膏の「白」とブロンズなどの「黒」を対比させたものになるよう。
どんな構成になるのか今から楽しみ。
まだ美術館のHPには載せられていない情報なので、
気になる方は「リンク集」の「schedule」をクリックして、
現れたページの下の方、2007年4月のところを参考にしてみて下さい。