今月読んだ本

藤森照信建築

藤森照信建築


ディアローグ

ディアローグ


ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)


恋する建築

恋する建築


「on the road」をどう訳すかという点でいろいろ議論があるようだけど、
私は池澤夏樹さんの書評(本に挟まっている月報)に同感。
第3部からサルとディーンたちの若さにも軋みがみえ始めて、そのあたりから目を離せなくなった。
このまま落ち着くのかなと思いきや、メキシコ行きなんだ。
アメリカ横断を繰り返したあとに、南下してメキシコシティ。その構成についてずっと考えさせられてる。
アメリカ絶対視から離れていくさまだけを描いているのではないと思うので。
(あまりケルアックやビート文学について分かってないけど、なんとなく感覚的にそう思う。)


案外、買い物好き

案外、買い物好き

雑誌の連載エッセイをまとめたもので、巻末12編が書き下ろし。
とにかくイタリアシャツを買いまくることが中心になっているのだけど、
書き下ろしの「思い出編」でその行為の疑問がちらほら表れてくるのを感じとった。
そこでおしまい?っていうのもエッセイだからなのかな。
でもその感じとったところは、執筆の方へ向けられてるんじゃないかと思う。
私はこの人の大作を読んでないし、10代のときにいくつか読んだ作品の性描写だけで嫌になっていて、
それでもいくつか読んでいる小説には、世間の機微の描き方に唸らされてしまった。
空港にて (文春文庫)最後の家族ラブ&ポップ―トパーズ〈2〉
検索してたらもっと他にも読んでいたし、もっとちゃんと読んだら村上龍観が変わるんだろうな。


きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)