AXIS「土木の真髄」

最近ときどきのぞかせてもらっているのがid:hachimさんの日記。
土木を中心テーマにした写真と考察が興味深いのです。
ここでAXISの最新号が土木特集だと知りました。

AXIS (アクシス) 2008年 04月号 [雑誌]

AXIS (アクシス) 2008年 04月号 [雑誌]

数日前に購入していたのだけど、やっと今日移動時間に読む。
「土木を意識しよう」から始まる特集は、それほど深い内容には感じられなかった。
宮本佳明さんの本も既読だったし、内藤廣さんつながりで土木デザインの本も数冊目を通していたし。
確か『グラウンドスケープ宣言』で批判的に設計物が引用されていた伊東豊雄さんが、AXISではくまもとアートポリスのコミッショナーとしてインタビューを受けていたのにもやもやした感じが残る。
とにかくどんな本を読んでも、将来を見据えた万人に通じる構造物のデザインっていったいなんなのか答えがみえないのだ。
私が考えてもどうにもならないのに、そこに頭がいっぱいになりながら土木関連の検索。
AXIS p.49に写真が載っている、「木野部海岸」の2006年度土木学会デザイン最優秀賞の記事を見付ける。
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/prize/2006/works/2006g1.html
一見なにも手がかけられていないかのような海岸の整備事業。
そこの講評の文章と写真が、なんとも私の空想を豊かにしてくれたのだった。
うーん、自力で行くのはとても大変そう。でもあたためておく旅プランに加えておく。




環境ノイズを読み、風景をつくる。 (建築文化シナジー)グラウンドスケープ宣言―土木・建築・都市 デザインの戦場へ
建土築木 1 構築物の風景建土築木 2 川のある風景