購入した本

草手帖

草手帖

外出したときに、ふと目に留まる草花の名前を言い当てられたらと思うことがあるのだけど…。
なかなか一般の植物百科って、あの独特の体裁に馴染めない。
その点この本は写真・フォント・紙質、どれをとっても素敵。
裏表紙をめくって確認してみると、デザインはブルーマーク菊地敦己さんだった。なるほど。
取り上げられている草花が「雑草」ってはかない存在なのも好き。


それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい

それでもわたしは、恋がしたい 幸福になりたい お金も欲しい

若い女性誌で連載されていた質疑応答集。
これをレジに持って行くのがすごく恥ずかしくて、買おうかどうかしばらくためらってしまった。
でもちらちら立ち読みすると、村上龍さんの回答が心地よいフツーさで書かれているのに惹かれてしまったんだ。
らくらくと答えられているようにみせているけれど、やっぱりいろいろと念入りに考えられているようでもあって、すんなりと読み過ごしてしまうのは勿体ないような。
そのまま質問者の立場で読むのもいい。
でもむしろ村上さんと同じ回答者として読んで、部下や後輩への対応の参考にできる本じゃないかな。


星に降る雪/修道院

星に降る雪/修道院

静かな響きのするタイトルと、舞台が岐阜高山・クレタというふたつの土地というのに惹かれた。
昨年末から池澤夏樹さんが編集されている世界文学全集を月1冊こつこつと読んでいるのに、実はご本人の著作は未読だった。
上記のはずかしい本と抱き合わせに買った、なんて書いたら失礼な話なんだけど、どの著作から読むか迷っていたのでいいきっかけになったかな。
つまらない自意識過剰もときには役に立つものだ。