「スヌーピー ライフデザイン」展(サントリーミュージアム天保山)

会期は来月24日迄。招待券をもらっていたので行ってみました。
様々なアーティスト、建築家、メーカーの作品が観れたので面白かったです。
草間さんや深澤さんの巨匠のもあれば新鋭のアーティストのものもあったし。


私のベストワンはチーム☆ラボの《花紅(ハナハクレナイ)》という映像作品。
50インチのディスプレイを横一列に5つ並べて上映されていました。
水墨画をコンピューター解析してつくった「3D水墨動画」で、
鳥獣戯画からモチーフを得たものだそうです。
あのよく知っているカエルやウサギが動いてるんですが、
その動きを見てると”たゆたう”という表現が浮かんできました。
多分適切な使い方ではないと思うんですけど。
圧巻だったのは終わりの方の場面で、詳しくは書かないけど画面が回るんですよね。
それが音楽と相まってじんとしました。
置かれていた座席に座っていると画面が捉えきれなくて、2回目は離れた所に立って観ていたのですが、
それだと迫力が半減してしまう感じもしました。
もともと絵巻物は追ってみていくもので、
この作品も一望できかねる位置で鑑賞した方が正解なのかもしれません。
もしこれからでも作品を観る方がいたら感想をきいてみたいです。


建築家で出品していたのは坂茂さん、アトリエ・ワン、クライン・ダイサム・アーキテクツでした。
坂さんはやっぱり紙の犬小屋、アトリエ・ワンは伸び縮みする犬小屋。
CDAは屋根を工夫した小屋を3つ提案してたんですが、
音声ガイドで「屋根で寝る習性があるクライアントのために…」と聴こえてきたのに笑ってしまいました。
でも確かにそうなんだけど。


秋田出身の村山留里子さん、出雲出身のアリタマサフミさんの作品もなかなか面白くって、
地元でも他のものが観られないのか調べてみようと思いました。


ちなみにエキシビジョンデザインはみかんぐみでした。
下の階に降りてからの構成が原型を感じさせないもので、より良かったと思います。
上の階の出口付近はやや苦しかったような気がしました。