「ART in CASO/OSAKA 2006 」に行ってみたけど…。

http://d.hatena.ne.jp/syn_chron/20060920#1158759968で書いていた展覧会。
行ってみると、ギャラリーの販売会でした。だから現代美術「フェア」だったんだ。
でもあんなところでアートを購入したくなるのかな?
よっぽど私たちが学生のときに使用していた画廊の方がいい空間だった。
倉庫のような空間はそれはそれで価値のあるものだと思うけど、
あんなに細々と分かれたブースでは、その魅力が損なわれてしまったような気がする。
おまけに梱包に使用されているケースなどが目につくところに放置されているし、
それぞれのブースに居るギャラリーの方が退屈そうにうろうろされていたし。
(観客より多かったんじゃないのか)
全く面白味のない展示だった。投機目的以外の人にとっては。
でも買うといっても、その価値のあるものがどれだけあったのかな…。


そういえば入場料金も千円が設定されてた。
そのお金がかかったからどうというより、
それと同額もしくは低料金できちんとした展覧会が観れることに気付いて腹立たしくなる。
そういったずれた感覚で運営されてるとこがおかしいわ。
まあ限定した観客だけを呼びたかっただけで、私みたいなのは呼ばれてなかっただけなんだと思うことにする。
6時半からのギャラリー・ミーティングというのに合わせて行ってたけれど、
意気消沈してさっさと帰ってしまった。


そんな中でも「MEM」というところはいい作品を扱っているように感じたし、
「アートコートギャラリー」にあった内海聖史さんの作品から、他のものを観てみたいと思った。