MOTアニュアル2008「解きほぐすとき」(東京都現代美術館)

5人の作家の方のグループ展。私は「通路」よりもこちらにぐぐっときた。
というのは立花文穂さんという方が参加されていたから。
私は立花さんがどんな方なのか詳しく知らず、知らないまま立花文穂プロ・ノートを愛用していた。

この展覧会に出品されているのも知らなくて、会場でひとり大興奮。
展示順とは逆周りになってしまうけど、立花文穂さんのブースから。
「紙」を中心にしたオブジェがあちこちに並んでる。
ああ、好き好き、この感じ。
色、紙のしわ、作品の留め方、いろいろなひとつひとつの感覚が自分とシンクロされていくようで、とてもとても心地のいい空間だった。
きっと観るひとによってお気に入りは違うのだろうな。
男の人だったら金氏徹平さんとかがいいのかも。


ミュージアムショップでこの雑誌を手にするまで立花文穂さんは女性だと勝手に思い込んでた。

球体 1

球体 1

この雑誌、編集の方のことばが良かったので引用させてもらう。
「情報をわかりやすく伝えるものはたくさんあるから、想像をかき立てるような本をつくりたいと思い(以下省略)」
初めからページの半分ぐらいは延々と立花さんの写真。説明書きはなにもなく。
私もこういう雑誌に巡り会いたかったのかもしれない。
今月発売される次号は東北特集だそう。
球体〈2〉

球体〈2〉

立花さんは東北芸術工科大学の美術館大学構想室の企画で、アーティスト・イン・レジデンス招聘作家として山形県大蔵村で取材・撮影をおこなっている。
それに関するHPが美しい体裁をしているので、ここに貼付けておく。
http://www.tuad.ac.jp/museum/index.html


MOTでの立花さんの講演は4/5(土)で、もうひとつ6日にも青山ブックセンタートークがあるのですね。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200804/vol2200846.html


まだ詳しいことが分からないけれど、次回展覧会の告知。
タイトルに惹かれます。

と、こんな感じで今回の東京旅行は終了。
まだまだみたいものはあったものはあったけど、でもこれでもおなかいっぱい。
いろんな興味がつながって、またふくらんで、元気になって関西に戻りました。