ブルーノ・ムナーリ展 あの手この手(滋賀県立近代美術館)

イタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナーリの展覧会に行ってきました。
今まで雑誌の特集記事を目にしたり著書を読んだりしていたのですが、
今回はいろいろまとめてムナーリのことを知ることができて楽しかったです。
特にいいなあと思ったのはトレーシングペーパーの半透明の質感が活かされている絵本。
『闇の夜に』(1956年)という絵本は3部構成になっていて、、トレペ以外にも異なる手触りの紙を使い、夜の闇、早朝の草原、洞窟探検の3つの世界を描いています。
シンプルなんだけどとても贅沢。
仕事だけでなく、手紙のやりとりなんかにもムナーリの遊び心はあらわれているのもよかったなあ。
私自身の日常にも取り入れたい精神です。
『木をかこう』『太陽をかこう』って絵本は小学校低学年の先生に読んでほしい。
こんな気持ちで図画工作に取り組めたら、きっとこれからの創作する力も鑑賞する力も変わっていくような気がする。

闇の夜に

闇の夜に

木をかこう (至光社国際版絵本)

木をかこう (至光社国際版絵本)

太陽をかこう (至光社国際版絵本)

太陽をかこう (至光社国際版絵本)


美術館の入り口には、絵本をイメージした特大パネルが。


今回は図録よりもムナーリが手がけたものがほしくなって、以前から気になっていたZIZIを購入。
こちょこちょ手足を動かしていると、頭がほぐれてリラックスできます。
本棚のところで建築本を読みあさるZIZIくん。

手にしてるのはなんの本でしょう?