藤森照信・下村純一『藤森照信の原・現代住宅再見〈3〉』

藤森照信の原・現代住宅再見〈3〉

藤森照信の原・現代住宅再見〈3〉

やっぱり伊東豊雄氏、西沢立衛氏、藤本壮介氏のものから興味深く読んでしまうのだけど、
今回収穫のあったのは坂本一成氏や岸和郎氏の住宅を知ることができたこと。
私みたいに好き勝手に観たり読んだりしてると、表面的な好き嫌いで選別してしまうので、
こういったドンブリ的なものによって、私の食指が動かないところをつつかれるのは有り難い。
藤森さん自身もこの両氏の建築には苦手意識があったよう。
そこから私にも分かるような視点でその住宅の魅力を見つけ出してくれる。
以前岸さん設計の京都の大学のアトリエの外観を観たことがあるけど、
そこでH鋼が多用されていた解をいただいたような気がした。


京都芸術短期大学高原校舎(アトリエ棟)》


設計:岸和郎+都市デザイン研究所+大石義一
竣工:1982年



藤森さんのこのシリーズの本は初めて読んだけどなかなか面白い。
他のも読んでみよう。