「鳥の巣」を観に行く

すごく久しぶりに映画を観に行く。
タイトルは『鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン』。
北京オリンピックスタジアムの設計施工現場のドキュメンタリー。
http://www.torinosu-eiga.com/

神戸での上映館はアートビレッジセンターで、モーニングの一日一回限り。
29日までの一週間の予定のよう。


中国で設計する立場というのは、迫慶一郎さんの講演のお話とも重なるので特筆すべきことは見つからなかったけど、オリンピック終了後も公共の場として使われることを願う設計者のコメントが印象に残った。
外層の鉄骨の組み立てシーンはもう少し詳しくみたかったなあ。けっこう人力が多用されているようだった。

iPhoneを買っちゃいました

ここ1ヶ月、iPodTouchでも十分だろうとAppStoreを利用していたのですが、無線環境を整えないとその恩恵は十分に受けられないようなのです。
そこでやっぱりiPhoneに機種変更。
もともと使っていた.MacがMobile Meに移行していて、これがなかなかすごい。
私は旅行先の鳥取iPhoneを手に入れたのですが、その時点で自宅にあるMacのメール、ブラウザのブックマーク、カレンダー(スケジュール)が同期されました。
googleでも同じような機能は使えるのだけど、こちらからネットにアクセスしなくても、自動的に端末の中に入ってくるような感覚があるのが気持ちがいいのです。
自分の手のひらの中にいつでもMacがあるような感じ。もちろんブラウザで探索したり、メモアプリで記録をとるのも可能です。


反面どんなにすごいツールができても、いくらでもこぼれおちていく記憶があることも確か。
私の場合は映画をみていたり、本を読んでいたりするときにふっと湧き出てきます。
そんなもやもやとしたものをたぐり寄せながら、また別の想いにつなぎとめていく思考過程がとてもいとおしい。
と、考えていたときに読んでいたのはこの本。

記憶に残るウェブサイト [ トップクリエイター10組へのインタビュー集]

記憶に残るウェブサイト [ トップクリエイター10組へのインタビュー集]

会社のサイトをリニューアルしないかというお誘いを受けてから、最近ずっとサイト構築の本を読んでいます。
この『記憶に残る…』は、それら一連の教本とは別のところで読んでおきたいなあと思って手に取ってみました。
サイト制作のためだけじゃなく、物事の取り組み方として勉強になったり共感を覚えたりしました。

読んだ本

体の中の美術館―EYE,BRAIN,and BODY

体の中の美術館―EYE,BRAIN,and BODY

以前ビデオpodcastでmedia CLUBKINGの茂木健一郎×布施英利 公開対談を視聴するのが楽しいってメモしていたのですが、その布施英利さんが書かれている本。
建築やアートに触れる経験を重ねて、そこから感じた気持ちをうまく表出できないまま、抱えているだけになってることってないでしょうか?
そんなもやもやに道筋をつけてもらえたような気がします。


豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記

豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記

絲山さんの料理コラム。雑誌に連載されていたそう。
この方の持病によるところだと思うのだけど、文章の出来の浮き沈みがよく伝わってくるのが痛々しいような…。
素材の良さを活かしてシンプルに調理するのは共感が持てました。
私の最近の傾向なのですが、あまりソースなどはかけずに、そのものの味を噛み締めながら食べていることがしばしば。
例えばお好み焼き。卵と粉を味わいたいのでソースは要らない。
洋食だったら、野菜のポタージュがいいなあ。あと付け合わせの野菜のグリル焼きも時間をかけて口に運んでしまうなあ。


IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣

STUDY HACKS!

STUDY HACKS!

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」(豊田市美術館)


今回も関西から日帰りで観に行ってきました。

日本人ブラジル移住100周年にあたる今年は、各地で日伯交流年行事が開かれている。
同じくブラジルがテーマの美術展は東京都現代美術館兵庫県立美術館でも予定されているけれど、
先陣を切って開催されているのがこちら。


ひさしぶりにのびやかで気持ちの良い現代美術展を観たなあというのが率直な感想。
西洋や日本の、批判的な姿勢で刺激的な作品も面白いけど、そんな価値観では真似できない世界がありました。
一番楽しみにしていたエルネスト・ネトが、今回は観念的な作品でちょっと期待はずれでしたが。
良かったのはモレーノ+カシン+島袋道浩のコラボレーションによる映像作品で、漏れてくる音楽が会場全体の雰囲気をつくり出していて、とてもいい感じ。
使われていた楽曲が入ったCDをショップで購入。最近のヘビーローテーションです。

Music Typewriter

Music Typewriter


美術館の水盤にも作品が浮かんでいました。



前日美容院でぱらぱらとめくっていた雑誌に、この展覧会のために豊田市の公共施設に壁画が描かれたという記事を見付けていました。
ブラジルの画家モニカ・ナドールさんによるワークショップの作品らしい。

Pen (ペン) 2008年 7/15号 [雑誌]

Pen (ペン) 2008年 7/15号 [雑誌]

これは行っておかねばならないと思って愛知環状鉄道に乗って保見駅へ。


うーん、行ってみると壁画は一枚きりだったのが予想外。
クオリティを落とさないように、他の面の壁も塗り替えられていたらもっと良くなるかも。
でもある建物を探す、というのはやっぱりいつでも面白い。
それがあまり人が立ち寄らないところだったりするとなおさら。
一応地図も貼付けておく。

大きな地図で見る



豊田市らしい看板を見付けたのも楽しかったな。
ブラジルがテーマの美術展にふさわしいところだったなあと実感する。