最近のheavy rotation

高木正勝さんの「J.F.P」。ずっとこれ。
急き立てられるようなリズムの刻みと、ゆったりと流れるピアノのメロディが同居しているのがいい。
通勤の喧噪の中で聴くのと、夜中に黙々と作業をこなしているときに聴くのと、違う味わいがあります。
今さら、なんですけどね。

ジャーナル・フォー・ピープル(DVD付)

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ふたつの展覧会

3連休は遠方から友人が来ていて、リクエストがあった展覧会へ。



佐伯祐三展 −パリで夭逝した天才画家の道−(大阪市立美術館



シャガール展 色彩の詩人(兵庫県立美術館


どちらも誘われなければ行くことがなかっただろう展覧会だったのですが、足を運んでみると、それぞれに新たに教わることがありました。
シャガール展なんて今までなんども企画展に行っているのだけど、そのたびになにかしらの感慨を抱いているのです。
今回はこれまであまり触れてこなかった初期の作品群が良かったと思いました。
すでにシャガールの寓話的な(←適した表現ではないかも)世界の片鱗が姿をみせていたのです。
最後の巨大なタペストリーも圧巻。
シャガール自身が制作したわけではないのだけど、高度な製織技術を介すことによって別の魅力が加わるのが不思議。

Google Chromeを使ってみた

まだWindows版しか出ていないようなので、会社でちょっと使ってみただけですが、本日リリースされたGoogleWebブラウザを試してみました。
いろいろ細かな違いを挙げるときりがないのでしょうが、アドレスバーと、検索ボックスが統合されている(Omniboxと呼ぶそう)のに驚きました。
URLを入れるところに検索ワードを入れてもOKなんです。
他にもバー全体の無駄が削がれていて、なかなかすっきりしているけれど、それでもやっぱり私はSafariが好き。

『ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと』が届く

楽しみにしていた本が届きました。

石上純也|ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと (現代建築家コンセプト・シリーズ)

石上純也|ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと (現代建築家コンセプト・シリーズ)

シリーズの前巻となる藤本壮介さんの『原初的な未来の建築』とは違った印象。
もちろん判サイズや厚み、価格などは一緒なのですが、中綴じの紙質が薄く、表紙の折り返しがない。
そして前巻の空白部分をとったゆとりあるレイアウトに比べると、どのページもテキストと図でめいいっぱい埋まられています。
(文字サイズも9Qぐらいなんじゃないかな)
全体的にぎっしりと詰まった感じがして、読み応えがありそう。



予約を忘れてしまった人も安心してください。
初回特典についてくる小冊子の内容は、本文にも描かれていました。


現在は現代建築家コンセプト・シリーズの第3巻、乾久美子さんの『そっと建築をおいてみると』の予約受付中。
http://www.inax.co.jp/publish/book/detail/d_151.html
西沢立衛さんも文章を寄せられるようなので、これも楽しみ。

石上純也さんの本を先行予約

最近建築探訪も建築本読書も滞りがちなのだけど、ひさびさに気になる本を予約。
INAXから出版されるもので、タイトルは「石上純也―ちいさな図版のまとまりから建築について考えたこと」。
第一弾で藤本壮介さんが出た現代建築家コンセプトシリーズの第二弾です。
先行予約するとおまけの小冊子が付くようなので要申込じゃないでしょうか。(詳細はこちら
石上さんの本って確か3万円近くする豪華本があって、結局それは買わなかったなあ。
講演会でもひとつひとつのプロジェクトのアイデアをきくのがとても楽しいのだけど、それがどう文章になるのだろう。
「space for your future」の図録に掲載されていたインタビュー記事では、石上さんがつくりだしたい風景を感じられたのが良かった。
講演会だとそのあたりのところが特に早口になって終わらせてしまってる印象があって、なんだか勿体なあと思ってた。
もしかして照れがあるのでしょうか。
でも私は石上さんのその繊細な感覚が好きなので、本でもそれが感じられるのを楽しみに待っている。

Space for your future―アートとデザインの遺伝子を組み替える

Space for your future―アートとデザインの遺伝子を組み替える

読んだ本

web関係の本を読み齧ってはやめ、の繰り返し。
silverlightを検討してみたけれどこれもやめ。
という訳でペースが落ちている。


未来圏からの風

未来圏からの風

金沢のあうん堂さんで購入した本。
古本は敬遠しがちなのだけど、あうん堂さんで出会う本は特別。なぜか強い読後感が残ることが多い。
この本でも池澤夏樹さんが訪れる世界にすっかり惹き込まれてしまった。
ヒマラヤでチベット仏教の教えを体験して、ダライ・ラマ法王にインタビューされ、アラスカでは写真家の星野道夫さん、ボストンでは数人の科学者とお話をされている。
丸亀への移動の車中で読んでいたので、対談でも話題になっていた宇宙の中の人間という存在について頭を巡らせながら、ピピロッティ・リストの映像作品をみることに。
ソファに仰向けに寝転び、くるくるとまわる映像が映っている天井を眺めていた。
私の現代美術の体験というのはいつもそんな感じ。


TOKYO建築50の謎 (中公新書ラクレ)

TOKYO建築50の謎 (中公新書ラクレ)

きつねのはなし

きつねのはなし